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# ライバルに資金を融通、米銀のシャドーバンク融資1兆ドル規模に急増
2025/03/31 08:06
 ブルームバーグが分析したデータで
   プライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンド
   ヘッジファンド
   プライベートクレジット投資会社
といったノンバンクに対する銀行融資は、この5年間で2倍を上回るペースで伸びたことが明らかになった。
 年率16%の増加は農業やクレジットカード、商業、製造業、外国政府といった他のカテゴリーでの融資をはるかに上回る拡大だ。
 米金融界で起きている地殻変動は金融危機をきっかけに銀行が
   特定タイプの融資
から撤退し、その空白を比較的規制の緩い金融機関が埋めている背景がある。
 そうしたノンバンクの業績が上がると、銀行は資金を貸し出すことで自分らも収益を得ようとする動きだ。
 いわゆるシャドーバンクへの銀行貸し出しは、昨年1兆ドル(約150兆円)に達した。
 また、住宅ローン業者や学生ローン業者、不動産投資信託(REIT)も含むノンバンク金融機関に資金を貸し出すことで、銀行は
   新たな収入源
を期待できる。
 銀行の多くは預金獲得競争の激化で収益が圧迫されている。
 理論上はこうした仲介機関に貸すことで、銀行は
   個別企業のデフォルト(債務不履行)
による貸し倒れリスクから部分的に守られる。
 しかしこうしたノンバンクへの銀行融資増加に、業界監督機関はかねて目を光らせている。
 ボストン連銀のリポートから、急速に展開している現状が垣間見て取れる。
 昨年に連邦準備制度理事会(FRB)のストレステストを受けた大手31行は、2023年にプライベートクレジットおよびPEファンドに約3000億ドルの融資をコミットした。
 13年の100億ドルから30倍に増えている。
 連邦預金保険公社(FDIC)と通貨監督庁(OCC)、FRBは最新の措置として、対ノンバンク融資の詳細開示を銀行に要求し始めた。
 融資額の急増とリスク上昇をその根拠としている。
 新たなルール順守は今年初めに義務付けられた。
 FDICの規制対象となっている推定4500行のコールリポート(財務健全性報告)に基づくデータをブルームバーグが分析したところ、ノンバンクへの融資残高は昨年末の時点で全ローン残高の8.5%を占めていた。
 ただ、2010年には1%に満たなかった。
 
 
ひとこと
 中国不動産業界の経営不信から、シャドーバンクの不良債権の増加で企業倒産が増え続けており、大きなバブルの破裂が置きそうな状況だが、独裁職を強める習近平政権のあの手この手のテコ入れが行われるも刃が立たず、解決の目処もなく先延ばしが続いている。
 米銀も今のところは影響がないが、先は不明だ。
   
   

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