2018/01/10 06:31
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中国のポータルサイトである騰訊は中国高速鉄道について 「本当に日本の新幹線を超えたのか」 を分析する記事を掲載した。 中国政府の思惑で統制された記事を読まされる中国人の多くが中国高速鉄道は日本の新幹線を超えたと考えている。 しかし、騰訊の記事では「必ずしもそうではない」と指摘した上で、広大な国土に日本の国民の10倍以上の中国国民の存在が背景にあり、総延長距離や線路敷設の技術、世界最高の営業速度では日本を大幅に上回っている。 まだ、日本に及ばない三つの分野として「車両」「運営組織力」「災害時の対応と災害前後の運行効率」を挙げた。 「車両」に関しては 動力分散方式 の車両技術では日本は世界トップレベルだと紹介した。 日本に追い付くためには進んだ 総合的な材料工学 高い冶金技術 が求められ、さらに乗客や環境を考慮した設計が必要で、中国はこの点が欠けていると指摘している。 また、「運営組織力」では「列車の発着、乗客が利用する際の便利さ、乗り換え、列車の連結や解放、ダイヤの過密性、列車が停車位置で停車する正確さ、時間の正確さにおいて新幹線が勝っている」と負けを認めた。 「災害対応」では日本では、地震などの災害発生時には 自動停止機能 が働き、悪天候時には 自動コントロールシステム によって速度を制御することで、完全に運行停止することを避けると解説した。 中国では災害発生時にはコントロールセンターの指示を受け、台風などの場合はあらかじめ運行停止してしまうため、日本より遅れていると冷静に分析した。 |

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