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# 資産価格の上昇は、あまりにも幅が大きい上に時期も早過ぎ
2009/11/05 05:13
ヌリエル・ルービニ教授の発言(4日)
 ニューヨーク大学スターン経営大学院

 ニューヨークで行われた商品関連の会議に出席し、資産価格の上昇は、あまりにも幅が大きい上に時期も早過ぎ、またペースもあまりに速いと考えているとの認識を示した。

 今年に入りS&P GSCI商品指数は48%高。また原油が80%、金は22%それぞれ上昇している。

 もっぱら需要と供給の法則に基づいて考えた場合、価格は幾分バブル状態であり、原油のバレル当たり30ドルから80ドル超への上昇を正当化するのは非常に難しいと指摘した。

 また、原油取引における取引額の限度設定については

    価格のボラティリティ(変動性)低下

に役立つのであれば、原油価格の変動は世界経済に破壊的な影響を及ぼしてきことから有益となる。
 
 なお、ジム・ロジャーズ氏は向こう10年で金価格が現在の2倍となり、少なくとも1オンス=2000ドルに上昇すると予想していることに対し、ルービニ教授は2000ドルへの上昇は

    全くナンセンス
であり、金価格を市場予想で出ている高水準に押し上げるようなインフレの状態にはないし、不況寸前の状況でもないと述べた。
   

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