クラウス大統領（チェコ）は３日、欧州連合（ＥＵ）の新基本条約

　　　　　リスボン条約

の批准書に署名した。
　条約発効にはＥＵ加盟国すべての批准が必要。クラウス大統領は加盟２７カ国の首脳で唯一、批准書に署名をしていなかった。
　チェコ憲法裁判所はこの日、リスボン条約は憲法に違反しないとして同国上院議員グループによる違憲審査請求を退けており、大統領による条約批准書署名に向けた最後の障害が取り除かれていた。
　これにより条約は１２月に発効する見通しとなったことで、関心は創設される

　　　　　ＥＵ大統領の人選

に移っている。

　なお、チェコの上院議員グループは、リスボン条約が同国の主権を侵害する恐れがあると主張していた。
　　　

[0回]