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# ECBのマイナス金利政策は一部副作用はあるが、これまでのところユーロ圏の銀行にプラス効果
2016/06/11 04:42

 欧州中央銀行(ECB)のマイナス金利をめぐっては、特にドイツの銀行が利益を大きく損なうものとして懸念を示しているが、ECBの
   コンスタンシオ副総裁
は10日、ECBのマイナス金利政策は一部副作用はあるものの、これまでのところユーロ圏の銀行にプラスの影響を及ぼしているとの見方を示した。

 独コメルツ銀行は利子を払ってECBに預金するよりは現金で手元に保有することを検討していると明らかにしている。

 こうした動きについて、コンスタンシオ副総裁は記者会見で
   マイナス金利政策
には代償があると述べた。ただ、銀行の資金調達コストは低下し、純利ざやは比較的安定的に推移し、純金利収入は減少しつつあるものの取引量の増加により相殺されていると指摘した。

 
 なお、ECBの主要な責務は物価安定であるとし、現在のインフレ引き上げに主眼を置いた政策を擁護した。

 金融安定を金融政策(運営)の優先事項にしてはならないし、することもできないと考えていると述べた。
 
 

 

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