2025/01/27 06:02
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ソフトバンクグループなどが出資するインドネシアの水産テクノロジー新興企業 予備的な調査結果では、経営陣が昨年9月までの9カ月間に売上高を 約6億ドル(約930億円) 水増ししていたと推計された。 投資家の間で回覧された52ページにおよぶ調査報告書の草案をブルームバーグ・ニュースが確認したという情報が市場に流れている。 これは同社から報告された数字の75%余りが偽りだったことを意味するという。 なお、同社にはシンガポール政府の関連投資機関テマセク・ホールディングスも出資している。 インドネシアの魚やエビの養殖業者に給餌機を供給しているイーフィッシャリーは、同国のスタートアップ界の寵児で、アラブ首長国連邦(UAE)の王族でアブダビ投資庁の会長を務める シェイク・タフヌーン・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン氏 が所有する人工知能(AI)企業G42が直近の 資金調達ラウンド を支援した際には、14億ドルと評価されていた。 同社はインドネシア水産業の近代化を目指し、何億ドルもの資金を調達している。 養殖業者に スマート給餌装置と飼料 を供給する一方、水産物を買い取ってより広い市場に販売している。 同社は2024年1-9月に1600万ドルの利益を上げたと投資家に報告した。 しかし、取締役会が委託した調査では、実際には3540万ドルの損失を出していた。 この期間の売上高は、投資家に伝えられていた7億5200万ドルではなく、8割も少ない1億5700万ドルと推計された。 経営陣は数年にわたって売上高と利益を水増ししていたという。 この事情に詳しい関係者によると、会計が正確ではないと内部告発者が役員に訴えたことをきっかけに調査が始まった。 取締役会は昨年12月に正式な調査を依頼し、会計上の不整合が発覚した後、共同創業者であり最高経営責任者(CEO)の ギブラン・フザイファ氏 を解任した。 PR |
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