2024/05/07 08:06
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ゴールドマン・サックス・グループのタクティカルスペシャリスト スコット・ルブナー氏 がまとめた7日付の顧客向けリポートで、米国株の最大の買い手である米国企業が市場に復帰し、次の株高をけん引する準備が整ったと指摘した。 今年見込まれている 9340億ドル(約144兆5000億円)規模 の自社株買いのうち、約6分の1が5-6月に実施される見通しを明らかにした。 今年は大手テクノロジー企業を中心に自社株買いが活発化している。 アップルの取締役会は先週、1100億ドルの自社株買いを承認した。 同社は米企業が発表した自社株買いの金額において自らが持っていた最高記録を更新している。 これにより株価は大幅上昇した。 また、グーグルの親会社アルファベットは700億ドル、フェイスブック親会社の米メタ・プラットフォームズは500億ドルの自社株買い計画をそれぞれ発表した。 根強いインフレを抑制するため、米金融政策当局が 想定以上に長く高金利を維持する姿勢 を示唆する中、投資家は今年の株高を持続させる一助として企業のこうした動きに期待している。 ルブナー氏は米国株にとって「有利な季節要因がそろいつつある」とも指摘した。 自社株買いの他にも、株買いの構えを見せている モメンタムトレーダー や夏場に活発化する個人トレーダーなど複数の強気要因を挙げた。 なお、モメンタム戦略を取る商品投資顧問業者(CTA)は相場がどの方向に進んでも今後1週間は株を買う構えだという。 PR |
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