米国財務省が発表した２月の対米証券投資統計によると、海外投資家による米財務省証券投資は９９億ドルの買い越しとなった。
　１月は５０４億ドルの売り越しで、３カ月ぶりの買い越しとなった。

　
　中国経済が減速したほか、原油や株式相場が下落し、早期の米利上げ観測が後退した。
　これを受け、投資家が米財務省証券を買い増したと見られる。

　
　民間投資家が６０２億ドルの買い越しとなり、中央銀行など海外公的機関の売り越し（４８３億ドル）を相殺した。

　
　中国の米財務省証券保有は１兆２５２０億ドルで、１兆２３８０億ドルから増えた。

　また、日本の保有は１兆１３３０億ドルで、１月の１兆１２４０億ドルから増えた。
　なお、８カ月中、２回目の増加となった。
　
　
　

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