2018/07/13 05:47
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北朝鮮公安当局は、今年1月から「非社会主義、反社会主義」という体制に対して「考える好ましからざる行為」への取り締まりを強化してきた。 ただ、あまりにも対象が広く、生活に困窮する人が続出し非難の広がりが見られるという。 各地で国民が抗議する事態となったためか両江道(リャンガンド)では取り締まりが事実上中止に追い込まれた。 犯罪国家ともいえる北朝鮮国内の取り締まりの中止には賄賂の差ともいえるのか地域差、時間差などがあるのかは定かではない。 米国政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)の咸鏡北道(ハムギョンブクト)における情報筋は今月3日、取り締まりが未だに大々的に繰り広げられている伝えている。 情報として、最近、公安当局が住民に対して「帝国主義の思想文化的浸透」を徹底して排撃しようと宣伝を行っているという。 また、朝鮮労働党機関紙・労働新聞や国営の朝鮮中央テレビでは、南北、米朝、中朝と相次いだ首脳会談を大きく報じたことで、北朝鮮の国民はこれから訪れるであろう 「新たな変化に大きな期待」 を抱いたと見られる。 国民の思いとはことなり、期待感を持たせないよう、当局は取り締まりを強化しており、人々の失望が大きくなっていると情報筋は伝えた。 北朝鮮では、カラオケで韓国のK-POPなどを歌うことが一般化している。 これまで市場からお金を吸い上げるポンプの役割をしていた国営企業が営業していたカラオケがすべて閉鎖されるなど取り締まりが強化された。 このため、地下室でカラオケを営む個人が現れているという。 また、国の機関が公に営んでいたレストランも多くが閉店に追い込まれ、人々が歌って踊れる場所が公ではなくなってきたという。 非社会主義取り締まりの一環として、カラオケに対する取り締まりが強化され、当局が店に踏み込んだ際にK-POPや中国の歌のカラオケが発見されれば、その場にいた人は全員逮捕され、軽犯罪者を収容する刑務所「労働鍛錬隊」に護送されている。 こうしたカラオケ店では、女性従業員に対する身体接触は禁じられているが、カラオケ店が売春の温床となっているという指摘は後を絶たないという。 カラオケに対する取り締まりは、非社会主義の取り締まりとは別に、売春への取り締まりは続けるという当局の意志の現れとの指摘もある。 PR |
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