2019/04/24 06:05
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米国のエネルギー及び安全保障専門家である パトリシア・シュカー氏 は、外交専門誌ナショナル・インタレスト(NI)に寄稿した記事で、北朝鮮には未だ開発されていない 高純度のレアアース が眠っている可能性があり、その量は従来のレアアース市場を揺るがしかねない規模であることを明らかにした。 また、北朝鮮のチョンジュ鉱山には、レアアース酸化物2億1620万トンが埋蔵されており、これは、現在知られる世界のレアアース埋蔵量の2倍にあたると指摘した。 現在北朝鮮は、国際社会から経済制裁を受けているなか、外国企業と40の投資協定を締結し、そのうち9割は中国企業が独占している。 こうした状況について、韓国国内でも懸念する声があり、南北首脳会談をきっかけに韓国側が南北鉄道事業に乗り出したのも、このような背景があるとシュカー氏は指摘した。 米国は1980年代まで、世界最大のレアアース生産国だった。 ただ、遅れて市場に参入した中国が安価な労働力と低い通貨を背景に1位の座を米国から奪った、現在中国がレアアース市場を事実上独占し価格を恣意的に決めれる状況にある。 ひとこと レアアースは火山からの噴出物が堆積したもので日本の桜島周辺の海底にも百年以上の需要を賄える埋蔵量があると見られている。 江戸時代、日本は金や銀、銅の産出で世界最大の生産国であった時代がある。 愚かな幕府の鎖国政策や交換比率により、多くのこうしたモノが安価に海外に持ちだされてしまった事実がある。 これは、現在の円安誘導や低金利政策と同じものであり、海外国際資本の言いなりになる日銀同様、日本の国益を棄損する行為でしかない。 ただ、野党が与党であった時代はさらに悪く、莫大な社会資産が劣化したのは言うまでもないものだ。 PR |
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