2016/04/01 19:18
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米国のスターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイドの買収完了に向け昨年11月に合意した後、4カ月間取り組んできた マリオット・インターナショナル は破談の危機に直面している。 スターウッドは中国の 安邦保険集団 が率いるグループから総額140億ドル(約1兆5900億円、1株当たり82.75ドル)の新たな買収案を提示された。 これはマリオットの直近の提示額よりも高く、マリオットが買収を実現するためにはさらなる引き上げが必要になった。 なお、マリオットが取り得るのは、安邦保険による買収の容認や、財務リスクが生じるほどの高額の新提示のほか、不動産の売却などを通じて買収額を引き上げても採算が取れるようにするなどの選択肢がある。 89年前に創業したマリオットはホテル企業の買収を通じて世界的に事業を拡大してきた。 ただ、これまでに取得した企業はいずれもスターウッドより規模が小さかった。 スターウッドが傘下に置くニューヨーク・セントレジスのホテルなどの不動産の価値は約40億ドルであり、買収額はそれを大きく上回る水準だ。 PR |
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