米国のアルミ生産最大手
　　　アルコア
の４－６月（第２四半期）決算で航空機メーカーなどに部品を供給する部門が予想以上に好調だったことから利益がアナリストの予想を上回った。

　
　加工品・ソリューション事業の営業利益は
　　　前期比＋12％
の増加となり、４月時点の予想（５％増）を上回る伸びを示した。
　
　
　クラウス・クラインフェルト最高経営責任者（ＣＥＯ）はアルコアがこれまで頼ってきた
　　　アルミ製錬事業
は価格下落で痛手を被っており、こうした事業への依存度を低下させようと取り組む中で、川下部門の売り上げが伸びている。

　
　
　ダベンポートのアナリスト
　　　ロイド・オキャロル氏
は航空機分野が実際に加工品の需要を押し上げているとし、売上高は伸びており、その伸びもかなり力強い。利益率は改善が続いていると述べた。
　

　民間航空市場は上向いており、アルコアは航空機の翼のほか、胴体と翼、エンジンを連結する留め具を生産する。
　
　ボーイングとエアバスは６月のパリ航空ショーで計848機、1290億ドル相当を受注した。

　　
　４－６月期の純損益は予想に反して
　　　１億1900万ドルの赤字（前年同期　200万ドルの赤字）
と赤字幅が拡大した。
　
　
　　
ひとこと
　エネルギーを食うアルミニウム生産も国内の天然ガス等の算出が激増していることから経費が大幅に減少する可能性が高い。

 

 

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