アンディ・ストリックランド（鉄鉱石ブローカー）氏の発言
　　英国ＩＣＡＰ（インターバンク・ブローカーで世界最大手）
　
　鉄鉱石スワップを扱っているストリックランド氏は鉄鋼原料の鉄鉱石の買い手や売り手はこのスワップを利用すれば、価格を数カ月前に固定することができると述べ中国での事業をいかにして獲得するか構想を練っているという。

　近くのデスクで電話の受話器に向かってブローカーらが忙しく叫び声を上げる石炭チームと同じ規模にすることを目指しストリックランド氏自身のチームの人員を２人から８人に増やした。

　鉄鋼メーカーが固定価格での供給契約に依存する代わりに
　　　　　個別委託による買い付け
を選好する動きが強まるなか、取引の拡大を狙っている。

　このデリバティブ（金融派生商品）を扱うブローカーやトレーダーの人員拡充は、鉄鉱石取引が流動性や出来高で他の商品に匹敵するような市場に発展する可能性を見込んでいる。
　なお、鉄鉱石取引は年間約2000億ドル（約18兆円）と、原油に次ぐ市場規模となっている。
　　　　

　フィリップ・キリコート氏の発言
　　　　（鉄鉱石ディーラー　ロンドン在勤　クレディ・スイス）
　鉄鉱石スワップ市場は向こう２年間に10倍に拡大し
　　　　　年間３億6000万トン　相当
に達する可能性がある。

　　　　

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