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# オバマ政権の経済チームが11 日公表したリポート
2009/05/12 05:02
  米国経済成長率が年末までに

     年率3.5%のペース

に回復するとの予想を示した。
 この数値は政権の成長率予想は民間のほぼ2倍となっている。  

 ただ、リポートでは2010年度(09年10月-10年9月)の予算請求の基になる09年通年の成長率予想は

    -1.2%

で据え置いた。
 前年に比べインフレ低下と失業率上昇、市場金利低下を予想している。

 リポートでは09年の景気の落ち込みは今までのところ、予想を確定した時点での

    政権の見積もりよりも大きい

が金融システムの機能が正常化すれば、現在のリセッションが深いことから、幾分強い回復を予想する根拠は十分にあると説明した。

 
 一方、7870億ドル規模の景気対策をてこに、成長率は早ければ年末に年率3.5%となり、来年通年でも同ペースで成長を続けると予想した。
 

 政権はリポートでは米連邦準備制度理事会(FRB)の新たな政策として、

   市中銀行への資金供給
   長短期米国債購入による流動性拡大

が図られることから、住宅着工が年内に底を打ち、住宅価格の相対的な安定により力強い回復が始まると予想した。

 一方で同報告は、2兆ドルを突破したFRBのバランスシート膨張について、国家通貨供給量の爆発的拡大につながる可能性があると指摘した。

 FRBは景気後退と金融危機からの回復に伴い

    速やかにバランスシートを縮小する用意

があると記述している。
    

   

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