2013/02/12 10:30
|
株式会社横浜正金銀行 (Yokohama Specie Bank, Ltd.) 明治初期に内務省・大蔵省の用達貿易会社として三菱をしのぐ大きさで存在した総合商社「広業商会」の一部業務を引き継ぐたちで1879年、元「丸善商会」社長で、第八国立銀行(愛知県豊橋市 現在の愛知銀行の前身に吸収)の設立にも関わった 中村道太 を代表とする22人が、福澤諭吉や井上馨らの支援を受けて 貿易の振興 取引の円滑化 堅実な現金金融 を趣旨に、1879年(明治12年)2月 国立銀行条例により設立。 翌1880年2月28日、中村を頭取とし、資本金300万円で横浜正金銀行は営業を開始した貿易金融・外国為替に特化した日本の特殊銀行で東京銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)の前身 通 称 正金、YSB 神奈川県横浜市中区に本店を置いた。 明治維新後急速に成長し、やがて列強の仲間に加わっていく日本を国際金融面で支え 香港上海銀行(HSBC) チャータード・マーカンタイル銀行(1959年HSBC傘下に入り、1982年HSBCに吸収) と並ぶ外国為替銀行へと発展していった。 関東大震災と昭和恐慌で大きな打撃を受け、更に第二次世界大戦においては日本の軍需に必要な外国通貨収集の為の機関と看做されたために、敗戦後の1946年にGHQの指令によって解体・清算された。 外国為替銀行としての役割は新たに設立された東京銀行に引き継がれた。 設立に当っては、1円銀貨の導入を支援するなど当時の日本の海外貿易・外国為替に大きな影響力を持っていたHSBCを模範とし、HSBCも横浜正金銀行に協力を惜しまなかった。 運営に際しては小泉信吉(紀州藩士)をはじめとする慶應義塾門下生が多く関わった。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 ![]() 人気ブログランキングへ PR |
![]() |
忍者ブログ [PR] |
