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# 円売りの協調介入は行わず
2008/10/28 06:44
 ラガルド財務相の発言(27日)

 主要7カ国は

     円売りの協調介入

を実施する計画はないと発言した。
 7カ国財務相中央銀行総裁会議(G7)は円の「過度の変動」に対して警告を発していた。

 現在の市場動向に絡む不安定を反映し、円はここ48時間にわたって荒い値動きとなっている。
 われわれは日本の当局が介入する可能性があると想定し、これを支援したいと考えた。
 介入があるとすれば日本単独の介入となるとの認識だと述べた。

 円が対米ドルで約13年ぶり高値を付けたことを受けてG7が協調して円売りを行うかとの質問にはノーだと答えた。


    

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# グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長 自身の自由市場理論の欠陥を認める
2008/10/24 05:57
 グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長の証言(23日)

   要  件 下院の監視・政府改革委員会

(発言概要)

 議会証言で議員からの厳しい質問にさらされた。

 世紀に一度の信用市場の大波乱につながった

      自身の自由市場理論の欠陥

を認めた。

 自由市場理論が極めてうまく機能する相当多くの証拠を40年以上にわたって経験してきたことから、非常に衝撃を受けていると語った。

 その上で、デリバティブの規制に対し自身がここ数年間

      反対の姿勢をとってきたこと

が特に誤りだったとの認識を示した。

 同前議長は2005年5月の講演で、過剰なリスク志向を抑制するという点で

     全般的に民間の規制のほうが政府規制よりもはるかなに優れていること

が実証されていると述べていた。
   

 ヘンリー・ワックスマン委員長(監視・政府改革委 民主党、カリフォルニア州)の発言

 グリーンスパン前議長はサブプライム住宅ローン危機につながった

    無責任な融資を回避する権限

を有していたと指摘した。

 前議長に対して、あなたには多くの人々がそうするよう助言していたと述べ、現在、米経済全体がその代償を払っていると続けた。
    

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# ロシア中央銀行の国際準備高
2008/10/23 19:03
 ロシア中央銀行は23日、国際準備高が先週

    149億ドル(約1兆4600億円)

減少し、17日時点で5157億ドルになったと発表した。

 欧米投資家によるロシアからの資金引き揚げを受け、同中銀がルーブルを買い支えるため米ドル売りに動いたことが影響した。

 なお、10日までの週では155 億ドル減少の5306億ドルだった。
 ロシアの準備高は世界3位である。
   

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# ハイパーインフレーション
2008/10/22 20:34
 投資家であるマーク・ファーバー氏の講演(22日)
   ニュースレター「グルーム・ブーム・アンド・ドゥーム」を発行

    場  所  ロンドン

(発言概要)
   
 金融安定化法による金融機関等への資金提供により資金確保の債券増発により将来、米国の歳入のすべては債務の利払いに充てられるようになる。
 こうした解決策は紙幣増刷しかないが、結果としてハイパーインフレーションを招き、米ドルの価値はなくなるだろうと予想した。

 つまり、政府の債務負担が増加し、支払い能力を上回るため、米経済は最終的に破綻すると語った。

 米ドルが今後3-6カ月、強含んだ後、長期的な下落基調が始まると予想した。

 リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破綻した9月15日以降、金融混乱が深まる中

    安全資産として米ドル建て資産の魅力

が高まったため、主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は8.1%上昇している。

 ただ、08年度の米財政赤字は4550億ドルと過去最高を記録しており、それまでの最高は04年度の4130億ドルだった。

 財務省は金融安定化策として7000億ドルを使用する予定で、09年度の赤字額がほぼ4倍の約2兆ドルに増加するとみられる。

 ファーバー氏は今後3年以内ではないとしながらも、米国は破綻への道を進んでおり、この予想には強い自信がある。紙のお金は価値を失うだろうと述べた。
    

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# 2009年に上向く公算
2008/10/22 01:41
 ノワイエ仏中銀総裁の講演(21日)
   (欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー)


 景気見通しが好ましくないものの、世界経済は

      2009年に上向く公算

があるとの見方を示した。

 また、景気が低迷するようであれば、金融措置を講じる用意があるとの意向を示した。

 短期金融市場の緊張は継続するとしながらも、原油価格が続落すればインフレは鈍化するとの認識を示した。

 仏当局が20日に国内銀行6行に

     公的資金計105億ユーロ(約1兆 4000億円)

を注入する計画を打ち出したことは弱さの兆候ではないと述べた。

 仏銀はしっかりしており、資本水準は高く、収益性もあると指摘した。
   

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# 米国経済見通しが暗い
2008/10/21 06:09
 バーナンキ議長(FRB)の証言(20日)

    要  件  下院予算委員会での証言


 景気低迷が長引く恐れがあり、来年にかけて米国経済見通しが暗いことを理由に挙げ追加財政措置の検討を支持した。

 議会は消費者や住宅購入者、企業など借り手への信用供与を促す対策を検討すべきだであり、そのような対策は特に経済成長と雇用創出を促進するのに効果的だろうと述べた。
 経済活動のペースは今後数四半期、長期的な潜在成長率を下回る可能性が高い。
 また、支出と経済活動の不振は大部分の主要セクターに及んでいることから刺激策の検討は「適切である」との見解を明らかにした。

  
 財務省は2500億ドルの公的資金を民間銀行に注入する方針を14日発表し、米連邦預金保険公社(FDIC)は銀行の新発債などへの保証を拡大する政策を明らかにしたことに対し、これらの対策は発表されて1週間も経っていないため

    幾つかの良い兆候が見られる

ものの、完全な影響を判断するには早過ぎるとも述べた。

 質疑応答で追加景気刺激策の具体的な規模を示すことは避けた。
 ただ、現在の巨額の赤字は

      直面している緊急性

を考えれば完全に不適切というわけではなく、歳入の減少を考慮すれば避けられるものでもないと答えた。

  また、政策の選択肢として、ローン借り換えに向けた債務者救済の拡大、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の資金調達支援、直接貸し出し、税金控除を挙げた。


 2月に始まった1680億ドル規模の景気刺激策の影響がなくなる中、バーナンキ議長の発言で下院民主党が推進している法案が勢い付く可能性がある。

  
 ペリノ報道官(ホワイトハウス)は16日の記者会見では「景気回復に役立つとは思わない」と発言していたが、バーナンキ議長の証言後、追加刺激策について当局は

     予断を持っていない

と述べ、提案に対しては
   
     注意深く検討する

と話した。
 
 ペロシ下院議長は

     最大1500億ドルの景気刺激策

を提案している。
 同議長が推し進めている刺激策は失業保険給付や生活保護受給者への食糧援助、高速道路計画への連邦支出拡大のほか、財政が窮している州政府への支援を盛り込んでいる。
 (採決の日程はまだ設定されていない。)

 ただ、ポール・ライアン下院議員(共和党、ウィスコンシン州)はこの日の公聴会で、民主党案は

     巨額過ぎる

と述べ、財政赤字が1兆ドルに達する恐れがあると非難した。

 

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# 米国経済は非常に停滞した状態
2008/10/20 07:06
 エバンス総裁(シカゴ連銀)の講演(17日)

    場  所  ウィスコンシン州

 米国経済について、優に来年まで

      非常に停滞した状態

が続くと指摘した一方でインフレ圧力は和らぐとの見通しを示した。
 
 実体経済については、生産、支出、雇用が非常に停滞する状態が優に2009年まで続く可能性が高いと指摘しており、住宅や金融市場の問題が解決されるのに伴って、そうした経済活動は上向くとみていると述べた。

 住宅市場の緊張は続いている。

 また世界の信用市場は第二次世界大戦以降で

     最悪の状態

にあると指摘した。
 こうした課題には、革新的で力強い財政・金融政策による対応が必要だとの考えを示した。

 講演後、記者団に対し、公式なリセッション(景気後退)宣言は出ていないが、今年の失業率の大幅な上昇は、その可能性を示しているかもしれないと指摘した。

 われわれは途方もなく大きな経済の課題を抱えているとも述べた。
     

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