2025/02/03 05:56
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米司法省などは1月31日、連邦準備制度理事会(FRB)の ジョン・ロジャース元上級顧問(63) を、中国政府に資する目的で、米政府の 機密情報流出を共謀した容疑 で逮捕・起訴した。 起訴状によると、ロジャーズ被告は2018年から、 中国の諜報、安全保障機関 と連携し、共謀者からの「情報提供依頼」に応じた。 FRBの理事向けの 経済関連の機密データ ブリーフィング資料 連邦公開市場委員会(FОMC)の今後の発表 に関する機密情報を入手しようとしていた。 ロジャーズ被告は経済学博士号を持ち、2010-21年、FRBの国際金融部門に助言を行っていたという。 米検察当局は声明で、ロジャーズ被告が中国の共謀者とデータを共有し 「インサイダー取引に似た方法 で、中国が 「米国市場を操作することを可能にする」 恐れがあったとしている。 共謀者のうち2人は中国の諜報・治安機関に勤務し、中国の大学院生を装っていた。 また、ロジャーズは被告は2023年、中国の大学で非常勤教授の報酬として約45万ドルを受け取った。 米国財務省のデータによると、2024年11月現在、 中国が保有する米国債は7686億ドル(約11兆9300億円)相当 で、日本に次いで世界2位の米国債の保有国となっている。 米連邦捜査局の担当官は声明で「中国共産党は米国を弱体化させ、唯一の超大国になろうと、米国政府の金融政策や企業秘密を標的にした経済スパイ活動を拡大している」と述べた。 ロジャーズ被告は、 経済スパイ行為 の共謀と虚偽の陳述の罪に問われている。 共謀罪では、最大15年の禁固刑に処される可能性がある。 PR |
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