2008/11/12 06:26
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ヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(ドイツ銀行)の書簡 国際金融協会(IIF)会長 (書簡は10日付でIIFのウェブサイトに掲載) ブッシュ大統領に対し14-15日にワシントンで開催される金融サミット(首脳会合)を前に、IIF協会として公開書簡を送付した。 書簡では、金融機関への政府出資が恒久化するのは望ましくないとして 明確な出口戦略 を描き、実施する必要があるとの考えを明らかにした。 金融機関で公的セクターが恒久的に大きな役割を担うと 広範な非効率性 をもたらし、生産と雇用の回復の好機を損ねる恐れがあると指摘した。 各国政府と中央銀行、規制当局、国際通貨基金(IMF)の協調行動が 金融市場に安定の兆し をもたらしたとして評価したうえで、金融市場を安定させ、世界経済の深刻なリセッションを回避するため、当局は金融政策を含む追加の協調行動をとる必要があると記述している。 IMFについては金融市場安定などに向けて役割を拡大すべきだと主張した。 日本や中国、石油輸出国は拠出金を増やし、IMFが必要な国に一段と資金を供給できるようにすべきであるとの考えを示した。 新興市場国についてもIMFや世界銀行など国際機関で立場を強化する必要があると指摘した。 なお、IIFの所属金融機関は375を超えている。 PR |
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2008/11/10 22:08
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ストロスカーン専務理事(IMF)は、今月14─15日にワシントンで開催される20カ国・地域(G20)による緊急首脳会合を前に G20各首脳に書簡 を送り、世界的な金融危機を封じ込めるために各国が金融・財政政策面で追加対策を導入する必要があると提言した。 ワシントンでのG20首脳会合で 追加的な金融・財政政策の導入を議論する必要 があると述べ、多くの先進国、およびいくつかの新興国には、さらなる財政措置拡大の余地がある。 またインフレ率が低下しているため、さらなる金融緩和の余地がある国もあるとの見解を明らかにした。 また、金融不安に陥った国を支援するという使命を果たすために IMFは充分な資金を持っていなければならない とし、来週の会合でG20首脳がこの点について確認する必要があるとも提言した。 その上で、国際金融システムの再構築のために 新しいブレトン・ウッズ体制 が必要だとする意見を強く支持すると述べた。 新興国の国際社会での発言力拡大を求める声に応じ、国際フォーラムの構成を世界経済の情勢をより適格に反映するよう変えるべきだと述べた。 ただ、IMFの改革は時間をかけて行われるべきだとも述べた。 |
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2008/11/10 07:03
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周小川総裁(中国人民銀行)は8日、20カ国・地域(G 20)財務相・中央銀行総裁会議に出席中のサンパウロ(ブラジル)で記者団に対し 中国の政策当局者は金融政策を決定する際に インフレと世界的な金融危機 を考慮すると述べた。 来年の中国の経済成長率に関しては、国際通貨基金(IMF)などの国際機関では約8-9%との予想が優勢だと指摘した。 |
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2008/11/09 05:29
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ニール・カシュカリ財務次官補(金融安定化策運用の責任者 米)の発言(7日) 場 所 ニューヨーク 金融安定を目的とした公的資金7000億ドルの使途拡充について、最も良い使い方をしたいと思っていると述べ あらゆる選択肢が検討対象 であり、どれが金融システムに最も恩恵を与えるのか、その解答を見つけ出そうとしているところだと語った。 なお、ポールソン財務長官がいかなる選択肢にもオープンな姿勢だと説明した。 カシュカリ次官補はブッシュ政権の計画は不良債権の処理向けだとした上で、オバマ次期政権にも独自の考えがあるかもしれないと述べた。 ポールソン長官はこれまでに2500億ドルを金融機関の資本増強に充てた。 残る4500億ドルの使い方が焦点となる。 |
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2008/11/09 05:19
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ブラジルとロシア、インド、中国のいわゆるBRICsが7日、サンパウロ(ブラジル)で財務相会合を開催した。 4カ国は共同声明で、金融混乱拡大に歯止めをかける協調姿勢の必要性を指摘した。 世界経済にとって 刺激策が重要 との認識で一致した。 ブラジルは、東欧から中南米まで新興市場からの投資引き揚げにつながった金融危機の解決に向けたG20の一段の関与を求めている。 メイレレス総裁(ブラジル中銀)は7日、 経済成長の回復に役立つ重要な財政措置 が会議で話し合われると語った。 さらに、G20では政府の管理が及ばない 世界の金融取引を規制する方法 が探られるとの見通しも示した。 |
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2008/11/04 01:23
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ラッカー総裁(リッチモンド連銀)のイスラエルでの会議での発言 米国経済の成長鈍化と失業率上昇が銀行の 融資意欲を一段と低下させる可能性 があるとの見方を示した。 現時点では、経済環境の悪化が信用収縮の原因として、金融市場混乱による直接の影響よりも大きな役割を演じている。 来年に景気が回復するとの予想は 妥当だ とし、景気が拡大軌道に戻った際にインフレ期待上昇を防ぐことが金融当局の仕事だとの考えを示した。 米国経済の回復が始まったとき、景気が完全に立ち直るまで政策金利を低く保つことが、多くの場合最も抵抗の小さい選択肢となると指摘した。 特に、この景気後退期中に将来のインフレに関する予想が高まらないようにすることが最も重要になることを強調した。 米連邦公開市場委員会(FOMC)は景気減速に対応し、10月29日にフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を半世紀ぶり低水準に並ぶ1%に引き下げた。 ただ、エコノミストの間には追加利下げを予想する向きもある。 |
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