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# ローゼングレン総裁(ボストン連銀) 米国経済の成長率が今年は年率3.5-4%となると予想
2011/01/15 05:30
 ローゼングレン総裁(ボストン連銀)の講演(14日)
   場 所 コネティカット州
 米国経済が相対的に力強い回復であっても、完全雇用とインフレ率の長期目標2%への接近を達成するには数年はかかるだろうと発言した。
 米連邦準備制度が実施しているような
    政策行動を取る明確な余地
があるほか、こうした行動はまさに不可欠だと述べ、失業率の低下とインフレの上昇を促進するため
    金融緩和策
が引き続き必要との認識を示した。

 銀行による準備金の積み増しが融資の拡大にはつながっていないとし、コアインフレは
    今後数年間は2%を下回る水準
にとどまるとの見通しを示した。
 また、米国経済が正常に近づいた場合には
    物価上昇の急加速を回避
するため、当局には銀行システムから流動性を吸収する手段があると語った。
 
 FRBのバランスシートおよび銀行システムの準備金の規模拡大が、現在または今後に
    インフレを誘発するとの懸念
は私には検討違いのようにみえると述べた。

 米国経済の成長率が今年は年率3.5-4%となると予想、民間支出に支えられる度合いが増すとの認識を示した。
 
 ただ、融資基準の厳格化と高い空室率をその理由に挙げ、住宅市場の回復が通常よりも弱くなる可能性が高いため、成長率は4%を超えることはないと指摘した。

 住宅関連の成長が今回の景気回復の支援につながらない場合、政策、特に金融政策が刺激策としての役割を果たし続けることが必要になろうと述べた。
 
   

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