2009/07/30 05:34
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ストロスカーン専務理事(IMF)の発言(29日) 要 件 フランス24テレビとのインタビュー 米ドルはしばらくの間、世界の準備通貨にとどまる公算が大きいとの見解を示した。 IMFの特別引き出し権(SDR)が世界の準備通貨として米ドルに取って代わるかと質問に対し 米ドルの優位性に異議が出るような状況には程遠い と語った。 米国が世界一の経済大国であることが現実であり、現在と異なる制度を想定することは可能だが、国際決済に使われ世界的に大量に流通している米ドルにSDRが取って代わるとは考えていないと述べた。 ただ、ストロスカーン専務自身は米国の利益代表とも考えられ、米ドルからSDRへの権限委譲ともなれば中国、ロシア、ブラジル、インドなどや中東OPEC加盟の湾岸産油国であるカタールなどがエネルギー決済の代金を変更していくことも考えられ長期的には米ドルの力は低下していく可能性がある。 ただ、米ドルの急落は米ドル資産の劣化につながるため、こうした国々への影響も甚大であり緩やかに足を抜く動きになっていく見込みで、別のインパクトで米ドルが急落しない限りリスクの小さい方を選択するのは当然の成り行きであろう。 PR |
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