2009/10/25 05:00
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りそなホールディングス(HD)は24日 約700億円の優先株 を発行する方針を明らかにした。 約2兆円の残高がある公的資金の返済の原資に充てる考え月内に正式決定する予定。 優先株は、株主総会での議決権がない代わりに配当利回りや解散時の財産配分などが優先される株式のようで、今回、りそなが発行する優先株のうち、約500億円分は日本生命保険が引き受ける。 日生は増資を引き受けることで、保険商品の銀行窓口販売などでの連携強化を考えているようだ。 りそなはこれまで大株主の第一生命保険と窓口販売で提携しているが、商品ごとに有力企業と組む姿勢を示している。 りそなは03年の実質国有化などで公的資金を投入され、ピーク時の残高は3兆円を超えた。 その後、約1兆円を返済し、残りの公的資金も利益剰余金の蓄積で8割強の返済原資は確保している。 りそなの自己資本比率は14.13%(6月末時点)と邦銀では高水準となっているが、公的資金を返済すれば、自己資本比率は低下するため、今回の優先株増資で、連結自己資本比率を0.3%程度引き上げる効果を見込んでいる。 PR |
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