英国の9月のインフレ率は原油値下がりのほか、ポンド高で輸入コストが低下したことから前月から低下し、エコノミスト予想も下回った。
英国政府統計局(ONS)が14日発表した9月の消費者物価指数は
前年同月比+1.2%
に上昇した。
インフレ率は8月の1.5%を下回り、2009年9月以来の低水準となった。
事前の市場調査でエコノミストは1.4%を予想していた。
コアインフレ率も5年ぶり低水準に下がった。
イングランド銀行(英中央銀行)は今月の金融政策委員会(MPC)で政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。
また、カーニー総裁はこれまでに
世界的なインフレ環境
は「穏やかだ」と指摘している。
ユーロ圏の景気低迷は英国の経済成長にとって向かい風となるため、英中銀が金融政策の現状を維持する根拠は強まっている。
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