丸紅株式会社（Marubeni Corporation / Marubeni Co.,Ltd.）
　みずほグループ（旧芙蓉グループ）の総合商社
　東京証券取引所市場第一部上場
　証券コード8002　資本金2,627億円
　
　1858年、近江商人であった
　　　初代伊藤忠兵衛
が麻布の「持下り」行商を開始したことをもって創業。
　
　同業の伊藤忠商事株式会社（以下「伊藤忠」）とは同根で、いったん伊藤忠と分割されたものの、第二次世界大戦中に大建産業として再度合併した。
　
　戦後の財閥解体措置により分割され、1949年に現在と直接つながる丸紅株式会社が設立された。
　
　社名は、創業者の伊藤忠兵衛が
　　　紅は高貴な色である
として実家の屋号「紅長」から1文字をとった
　　　「紅忠」
という商号を使用し○の中に紅という文字を入れた印を暖簾や半纏に使ったことに由来している。
　
　1960年代から1970年代前半には三菱商事・三井物産と並んでスリーエムと称される総合商社トップ3の一角であった。
　
　その後、伊藤忠が安宅産業を合併して勢力を強めたことや住友商事が台頭した。
　
　さらにはロッキード事件の影響などにより、現在では総合商社（三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠、丸紅、豊田通商、双日）中、第5位に甘んじている。
　
　東南アジア中心い欧米の草刈場と化して発生した1997年のアジア通貨危機の影響は大きく日本経済にも直撃し、各商社は甚大な負債や不良債権を抱え、それによって丸紅も一時倒産の危機に直面した。
　　
　
　
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