2025/02/13 21:07
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英国銀行大手バークレイズの C・S・ベンカタクリシュナン最高経営責任者(CEO) は13日、従業員の多様性を改善する目標を堅持する方針を示した。 トランプ米大統領の就任後、多様性推進の取り組みを放棄した業界の競合とは一線を画す動きを明らかにした。 ベンカタクリシュナン氏は記者との電話会議で、「この組織は実力主義だ。最高の人材を確保したいのであれば、必然的に非常に多様な人材が集まることになる。機会の平等を提供し、人々が本当に輝き、成長し、この銀行に貢献できるような包括的な環境を作り出したい」と強調した。 トランプ氏は1月の就任翌日、米国政府、連邦契約業者などでの DEI(多様性、公平性、包摂性)方針の撤廃 を目指した、広範囲に及ぶ一連の大統領令に署名した。 その一つでは、すべての政府機関の長官に対し、民間部門での「違法なDEIによる差別や優遇」を終わらせる方法を提示するよう指示し、民間企業など最大9組織を調査の対象とするよう命じた。 ロンドンに本社を置くバークレイズは、世界中の取締役、管理職に占める女性の割合を、今年末まで33%に引き上げる目標を掲げている。 また、同時期までに、少数民族のマネージング・ディレクターの数を少なくとも1.5倍に増やすことも目指している。 なお、2024年末時点では、こうした役職に占める女性の割合は30%で変わっていなかった。 少数民族出身のマネージング・ディレクターの数も前年と比較してわずかに減少した。 世界中で約80万人の従業員を擁する アクセンチュア は、トランプ氏の大統領令を理由に、多様性に関する目標を廃止すると発表した。 ブルームバーグは今週、 ゴールドマン・サックス・グループ が、取締役会メンバーが全員白人男性の企業との新規株式公開(IPO)業務を拒否するという重要な方針を破棄すると報じていた。 PR |
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