商船三井は英豪系資源大手リオ・ティント向けの鉄鉱石の海上輸送を拡大することが明らかになった。

　豪州～中国間輸送の新たな契約を締結し、これまで年間400万トンだった輸送量を来年１月から1000万トンと2.5倍に引き上げる。

　コンテナ船の不振が続く中、堅調なばら積み船事業で有力顧客を取り込み、全体の収益悪化に歯止めをかけるのが狙い。

　今月から１年間と25年間、来年１月から10年間の３契約をこのほどまとめて締結した。

　ケープ型とよばれる積載重量15万トン超級のばら積み船を、それぞれ１隻ずつ使用するもので25年契約向けには、ケープ型で最大級となる25万トン積載の専用船を新たに調達したうえ2014年から投入し輸送効率を上げるとしている。
　　　

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