ポルトガルは欧州連合(EU)などから金融支援を受ける条件として
国有企業の民営化を約束した。
中国国有電力大手は相次いで、欧州の債務危機を利用する形で
ポルトガル国有電力会社 など
の企業買収を加速する構えを取った。
中国国有送電会社の国家電網は3日、ポルトガル国有の電力会社RENに出資額は3億8700万ユーロ(約390億円)(割合 25%)出資すると明らかにした。
また、昨年末には中国国有企業で三峡ダムを運営する
中国長江三峡集団
が、ポルトガル国有電力会社EDPに26億9000万ユーロで21%出資することを決めていた。
電力以外でも、中国国有石油大手の
中国石油化工集団
(シノペックグループ)
が昨年末、ポルトガル政府などが出資する同国石油大手
ガルプ・エネルジア
のブラジル事業に30%の出資で合意した。
なお、イタリアの石油大手ENIへの出資や資産取得も検討中とみられる。
中国は世界各地で資源やインフラなどの企業買収を進めているが、各国政府は規制を強める姿勢を示し警戒感を強めている。
最近では中国企業のアイスランドの土地買収を巡り同国政府が買収を承認しなかった
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ひとこと 中国の政府系企業が欧米の企業の支援と引き換えに株式や権益を拡大しており、西欧が東洋に進出し権益を拡大し、経済利益を確保していった過去400年の歴史の裏返しのせめぎあいが始まった感じだ。
経済戦争であり、のうのうと条件も付けずにユーロを2兆円も買うなど正気ではない政治家で大丈夫か?
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