中国国営の新華社通信が27日の論説記事で中国は
　　　越境資金動向の規制と管理
を強化をすべきだと指摘した。
　
　また、人民元の資本勘定における交換性は国内外の複雑な環境を考慮しながら
　　　漸進的なペース
で実現される必要があるとも呼び掛けた。
　
　
　論説記事によれば、改革を実施する前に
　　　根本的な作業
が必要で、中国は金融機関をめぐる規制緩和を一段と進め
　　　預金保険制度の確立
を急ぐ必要があることを明らかにした。
　
　なお、同記事は新華社の記者２人が執筆したとしている。　

　
　
ひとこと
　通貨の価値をいかにして担保してくれるのかといった信頼性が通貨には付加されなければならない。
　中国人民元が相した信頼性を確保できるかどうか疑問がある。
　
　日本の円高については、市場に流れる縁紙幣の絶対量が少ないことが需要と供給のバランスを欠いた価格の上昇に繋がったと考えることが出来るだろう。
　国力を反映した円の価値を考えた場合、裏づけより買いが強ければ、印刷機で紙幣を増発して需要にこたえる手法を取る必要があった。日本のソブリン債券を国内企業が購入し続けたのも円高を支援した。本来であれば、国内金融機関が保有する円を需要が高まる外貨に交換するなり、円建ての国債と外貨とをスワップするような行動を何故取らなかったのか疑問が残るところだ。
　　
　
　　
　
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