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# 原油輸出解禁 に向けた機運
2013/06/19 05:34
米国の原油生産ブームを背景に、米国議会では
   原油輸出解禁
に向けた機運が高まっている。

 
 FBRキャピタル・マーケッツ(バージニア州アーリントン)のエネルギー政策担当シニアアナリスト
   ベンジャミン・ソールズベリー氏
は、非在来型の採掘技術の導入など水圧破砕法などの進歩で生産が過去最高水準になり、1年半から3年以内に製油所の稼働能力を上回る可能性があると指摘している。
 
 
 エネルギー情報局(EIA)によれば、需要に占める石油の純輸入の比率は約40%と、2005年の60%から大幅に低下している。

 
 第四次中東戦争の発生に伴いOPECの輸出制限等で1973-74年のオイルショックが引起されたことが背景となり石油不足で価格が急騰し、ガソリンスタンドに長蛇の列ができるといった事態が発生して以降、米議会は原油輸出 を制限している。
 
 
 米国内生産 の増加幅が昨年は
   日量76万6000バレル
と過去最高を記録する中、輸入原油が必要との見方は揺らいでいる。
 
 
  
 
ひとこと
 自給自足が出来る米国が国内原油を有事のために開発しないようにしていることは周知の事実だ。
 未開発の原油採掘をせず、これまで開発した油田の再開発がシェールガス・オイルの採掘だとも言える。
 
 枯れた油田の復活で莫大なエネルギーが確保できるのであれば、日本海側で明治から昭和初期に開発され現在は枯渇してしまっている油田についても同様の技術を導入すればシェールガス・オイルを手に入れることは可能となるかもしれない。
 
 そもそも、原油や天然ガスが埋蔵されている地域がかつて浅い海でプランクトン等が堆積した場所である。日本海自体がこうした浅い海であり、探査すれば新たな原油やガスを見つけ出すことは不可能ではない。
  
 ハイドロメタンとの関係は不明だが、ハイドロメタンに熱が加われば原油やガスに変化したものだといった考え方も出来る。
 
 太平洋側でもハイドロメタンが確認されている。

 南房総の南関東ガス田を考えれば同様のエネルギーが確保できる可能性があるだろう。
 
 日本は明治維新後、資源小国といった意識が植え付けられてしまった。
 
 しかし、佐渡金山や石見銀山、別子銅山等世界に知られた鉱山が過去世界の鉱物資源の流れに影響を与えていた時代もある。
  
 レアメタルに関しても火山からの噴出物であり、姶良火口でもある鹿児島湾において莫大な埋蔵量が確認されている。
国内の地下資源を探査すれば資源大国である事実が出てくるだろう。

 米国の領土に匹敵する領海を日本は保有しており、領海内の資源も無限大にある。ただ、こうした資源を開発する技術が経費的な側面から確立できていないだけだ。
 
 
    
 
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