トラックバックURL
2008/07/21 06:16
|
ワールドトリビューン(米 ウェブ紙) 首長国戦略研究センターは アラビア湾岸の安全:内外の挑戦 と題して湾岸諸国の西側の軍事プレゼンスなどを概略しながら、対応策を提言し発表した。 同戦略センターの報告書は湾岸諸国の軍事戦略策定の上で大きな影響力を持っており、イランの影響力に対抗し、西側諸国の依存度を減らすため、湾岸諸国は軍事的独立を促進すべきとの戦略報告を伝えた。 イランが核技術を獲得し、ウラン濃縮が可能になれば 湾岸地域に支配的な影響力 を有するようになると説明した。 湾岸諸国協力会議(GCC)にとっての最大の脅威はイランであり、特に湾岸諸国の中でシーア派イスラム教徒を多数抱えていれば、イランからの シーア派革命の輸出の対象 になりやすいとしている。 また、湾岸の21カ国の中で外国の軍事プレゼンスの実情を報告し、3カ国だけが外国の軍事プレゼンスに頼っていないとした。 18カ国の中で、米軍は13カ国にプレゼンスを有し、英国は9カ国、その他の国が9カ国に軍事プレゼンスを有しているとしている。 こうした西側の軍事プレゼンスは 逃れられない現実 とした上で、今後も存在し続けるだろうとの見通しを述べている。 湾岸諸国の内部もしくは外部からの国がイランの野望を損ない、政治体制を変えることで湾岸の安全が得られるという幻想を抱くべきではないと結論付け、各国の軍事的能力向上こそが急務としている。 PR |
CATEGORY [ 今日の知識、情報 ]TRACKBACK [ ]
|
忍者ブログ [PR] |