米国のジョンソンコントロールズは、タイコ・インターナショナルとの合併で合意し、両社のビル管理事業を統合する。

　統合完了は９月末の見通しで取引完了後は、登記上の本社を法人税の比較的低いアイルランドに置く予定。

　
　25日の両社発表によると、ジョンソンコントロールズ株主が統合後会社の株式約56％を保有する。
　また、計39億ドル（約4620億円）前後の現金を受け取るという。
　
　これに伴いジョンソンコントロールズ株主は保有株１株につき、統合後会社の株式１株か現金34.88ドルを受け取る選択肢を得る。

　
　ジョンソンコントロールズは、年末までの実施を予定する自動車シート事業のスピンオフ（分離・独立）計画を引き続き進めるとのこと。
　
　これと今回合意した合併により、これまで自動車部品やバッテリー、ビル管理を手掛けてきた同社は事業対象を絞った２つの企業への分割を進め完了する。
　
　タイコは複合企業だった同社の分割後の一社である。
　
　
　

[0回]