国際通貨基金（ＩＭＦ）は28日、今年４月の20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議（金融サミット）の要請に応じる措置として加盟国の外貨準備を補完し、世界経済に流動性を供給するため、主要通貨と交換可能な

　　　約2500億ドル（約23兆4000億円）相当

のＳＤＲ（特別引き出し権）を配分したと発表した。

　 ＳＤＲ配分はＩＭＦ総務会が今月承認であり、ＩＭＦの融資枠拡大にはつながらないものの、加盟国が通貨を取得する新たな手段になるという。

　９月９日には、旧ソ連共和国など1981年以降の加盟国に対象を限定した約330億ドル相当のＳＤＲが追加配分される。
　　　

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