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# 全米自動車労組、米GMとの労務協約改定案を承認
2009/05/31 05:20
 GMはウイリアム・C・デュラントが1908年9月16日に、ミシガン州フリントで組織した持株会社である。

 ビュイック・モーター(1903年創業)の経営を1904年に任されたデュラントは、社長としてビュイックを全米有数の自動車メーカーにし、1908年末にオールズモビルを買収し、翌年にはキャディラックエルモア、オークランド(後のポンティアック)などを買収してGMの一部とした。

 その後、ミシガン州周辺のトラックメーカーを次々買収したものの、1910年には買収費用により100万ドルの負債を抱えたデュラントは一時GMの支配権を失い、バンカーズ・トラストと支配権が入れ替わった。

 デュラントはGMから追い出された後、シボレーの創立(1911年)に関わり成功し、GMの株を買い戻して1916年には社長に返り咲いた。

 彼の資金提供者には1914年に最初の投資を行って以降1950年代までGMに関与し続けた総合化学メーカーであるデュポンの社長ピエール・S・デュポンがいた。

 その後、路線の違いから1920年にピエール・デュポンはデュラントを追い出してGMの実権を握り、社長として擁立したアルフレッド・スローンの経営によって現在に繋がる経営基盤が確立された。
    

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