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# インフレを伴う大恐慌
2008/07/24 05:40
 著名投資家なマーク・ファーバー氏は、シカゴでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、

    ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)
    フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)

について事業を閉鎖するか10社に分割して民間企業として運営されるべきだと主張し、政府支援には反対の考えを示した。   
 両社が今するべきなのは、連邦政府の支援を得ることではなく

     両社救済のために税金を使わなくても済む

ように新株を発行することだと指摘した。
 なお、ファニーメイ株とフレディマック株は住宅市場低迷による損失拡大に対応するには資本が不十分との懸念から売りが強く出ており、今月に入りそれぞれ31%と41%下落した。

 また、世界経済は既にリセッション入りしているかもしれないとして、世界的な

     市場恐慌

の予想を繰り返し、下落の悪循環に陥る恐れがあることを指摘し、最悪のシナリオは中央銀行が景気減速と物価上昇加速を制御できず

     インフレを伴う大恐慌

に至ることだと語った。

 一方では、S&P500種株価指数が現在の水準から約5.7%上昇し、1350に達する公算があるとの見方も示した。

 原油相場は短期的に1バレル当たり30ドル下落し100ドル前後となる可能性があると述べる一方で、原油相場についての長期的な見通しはタイトな状態が続くと予想した。
   

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