著名投資家のジム・ロジャーズ氏の発言
　　　投資会社ロジャーズ・ホールディングス（シンガポール）の会長

　世界のコメ在庫の落ち込みとインドの生産減により世界はコメ生産をめぐる問題の影響を非常に受けやすい状況になっていることから、今後、コメ価格が上昇するとの見通しを示した。

　インドでは既にそのような状況が見られ、他の地域でも価格の上昇が予想されることを意味している。

　コンセプシオン・カルペ氏の発言（９日）
　　国連食糧農業機関（ＦＡＯ）のシニアエコノミスト

　インドネシアのバリで、世界の主要コメ輸出国５カ国の在庫は30％余り減少し、５年ぶりの低水準になるとの見通しを示した。

　コメ価格が過去最高値に達した昨年の水準も生産量が下回るとみている。

　在庫の減少により世界のコメ価格は2008年に高騰し、世界的な食糧危機への不安が強まった。
　この影響により、インドやベトナムなどの輸出国はインフレ抑制のため輸出を制限し、世界最大の輸入国であるフィリピンなどの国々への供給量が減少した。
　　　　

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