2009/05/11 19:40
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外為市場関係者の間では、先週末にかけ円の先安見通しが少しずつ強まってきた。 対米ドル以外のクロス円相場がテクニカル上のふし目を相次いで上抜けたこと、急激な変動を続けてきた相場が落ち着きを見せ始め、金利差狙いの円売り/高金利通貨買いが機能しやすくなっていることなどが起きた。 ただ、円売り地合い継続の前提条件は株価の持続的な上昇が絶対条件だが、中国の経済指標が予想外に悪く反発する動きがやや弱い感じとなっており、このまま、世界的な株価上昇が継続するかについては懐疑的な声が根強く残っている。 11日夕方の取引では欧州株安をきっかけにクロス円が利益確定の売りに押されるなど、マインドはぜい弱なままに推移しており、小沢氏の民主党辞任も政局の流動化が加速する気配が強まっていきそそうだ。 この先、円安が大幅かつ長期にわたるとの見方は増えることは暫くはないかもしれない。 なお、週末の一部報道で、英国金融機関に対する一段の救済措置が必要になると観測されたことがポンドの重石になって売られている。PR |
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