明治乳業は１日、子会社の明治油脂（兵庫県尼崎市）を通じて大阪府枚方市に47億円を投じて

　　　　マーガリンの新工場を建設

すると発表した。

　2010年10月に着工し12年１月にも稼働するという。

　販売好調な小容量や低カロリーなど高付加価値品に対応したラインを中心に導入し、シェア首位の雪印乳業を追う。　

　新工場は別の子会社、大阪保証牛乳（枚方市）が牛乳や清涼飲料を生産する工場を、老朽化のために10年３月末に閉鎖した上で建設する。
　延べ床面積は9400平方メートルで新工場稼働後に既存の尼崎工場（尼崎市）を閉鎖するため全体の生産能力は変わらない。

　明乳によると08年度の家庭用マーガリン市場は07年度比15％増の約400億円（出荷ベース）で、値上げに伴う単価上昇に加え、節約志向を強める消費者がバターから割安なマーガリンに切り替える動きもあり、需要が伸びているという。
　　

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