中国が中距離弾道ミサイルを使った衛星攻撃兵器（ＡＳＡＴ）の実験に成功した。この実験の戦略的な意図が米国のミサイル防衛（ＭＤ）封じ込めを視野におくＡＳＡＴ制限交渉に米国を引き込む目的だった可能性が浮上している。

　超党派で作る米議会の政策諮問機関

　　　米中経済安保調査委員会

は１９日、中国が米国の衛星を攻撃・破壊すれば、米軍だけでなく米国の経済活動にも「破滅的な影響」を与える可能性を警告した。

　米国が交渉を拒んだ場合でも、中国の衛星攻撃能力が今後１０～２０年で米国の重大な脅威になる懸念が指摘された。ただ、米国は既に90年代に実験を成功させている。
　

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