2013/07/11 05:49
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米国の連邦準備制度理事会(FRB)が10日公表した 連邦公開市場委員会 (FOMC、6月18-19日開催) の議事録によれば、メンバーの多くは、量的緩和策を 月額850億ドル で実施しているが、この債券購入のペース減速を開始するには 雇用の上向き を示すさらなる兆候が必要との認識を示した。 議事録で多くのメンバーは 資産購入ペースの減速 が適切になるには労働市場の見通しが一段と改善する必要があると指摘したという。 また、メンバー数人は資産購入の縮小が近く正当化される可能性が高いと判断したと述べた。 メンバーは昨年9月の会合以降続く失業者の減少や、現在見られる民間部門での雇用増加で、労働市場が改善されたとの確信を強めたと加えた。 ただ、購入ペースの減速開始時期について全ての委員が合意しているわけではない。 議事録によれば、幾人かのメンバーは資産購入ペース減速の前に、予想される経済活動の加速が起きることを示すさらなる兆候も必要だと指摘した。 FOMCでは、12地区連銀の各総裁に7人のFRB理事を合わせた総称を 参加者 と表現している。 また、「メンバー」とはFOMCで投票権を有する12人の参加者を指す。 今回明らかにされた議事録によれば、バランスシートの適切な道筋をめぐる議論では、参加者19人のうち「約半数」が 今年遅くに資産購入を終了 するのが恐らく適切だろう」との見解を示し、他の参加者の多くは2014年に入っても継続するのが適切となる可能性が高いと指摘している。 一方では「2、3人」は6月の会合での減速もしくは終了を望んでいたことが示された。
実体経済の方向性を示す経済指標の好転が続いている。 いつ市場に流し込んでいる資金を抑制するかが問題化する前にバルブを締めてバブルの発生を止める必要があるだろう。 バルブの締め方ひとつで市場での資金の流れが悪くなる。 他に資金の流れが拡大する状況を見ながらの操作で市場の歪を抑制しつつ行う管理は難しいものだ。 市場の状態を知る指標等のデータの新鮮度が問題になる。 時間経過で劣化するのか、増殖するのかで環境が全く異なるからだ。
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