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# 景気回復がしっかり根付いているか確認できるまでは金融政策の変更はない
2012/11/21 05:35
 米連邦準備制度理事会(FRB)の
   バーナンキ議長
は、20日、ニューヨークで講演しホワイトハウスと議会が
   長期的な財政赤字の削減方法
で合意すれば
   経済成長の障害
を取り除ける可能性があるとの認識を示した。
 
   ・ バーナンキは正しかったか? FRBの真相
 

 一方、話し合いがまとまらずに合意できず
   「財政の崖」の回避
に失敗すれば、景気回復に「大きな脅威」となると指摘した。
 
 
   
 
 
 財政面での透明性を実現するための協調と創造性の発揮が必要であり、とりわけ米国の中長期的な財政問題を景気回復に打撃を与えることなく解決する計画は、新年を米国経済にとって非常に良いものにする上で助けとなろうと述べた。
 
   ・ マネーを生みだす怪物 ―連邦準備制度という壮大な詐欺システム
  
 
 また、財政の崖と呼ばれる
   自動的な増税および歳出削減
が全て実際に起き、それを
   相殺する対応策
が講じられなかった場合、景気回復に大きなリスクをもたらすだろうと述べた。
 
   ・ リーマン・ショック・コンフィデンシャル 追いつめられた金融エリートたち
 
 
 このほか、増税と歳出削減、連邦債務上限の引き上げを
   時機を逃さず実施
する議会の能力、また財政をバランスの取れた状態にするという長期的な課題、こうしたことをめぐる「不透明感」は
   既に民間の支出・投資決定
に影響しつつあるほか、金融市場における
   警戒感の高まりの一因
となり、経済に悪影響をもたらしている可能性もあるように思われると指摘した。
 
   ・ バーナンキは正しかったか? FRBの真相
 
 
 来年1月から実施される実質増税や歳出削減が回避できなければ
   経済は再びリセッションに陥る恐れ
があるとあらためて警告した。
 
 金融政策については
   万能薬では決してない
とした上で、経済に貢献していると説明した。
 
   ・ 通貨政策の経済学―マサチューセッツ・アベニュー・モデル
 
 
 金融当局としては、政策を正常化し始める前に、景気回復がしっかり根付いていることを確かめたいと考えるだろうと述べた。
  
 
 
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ひとこと
 利害の調整が必要で、富裕層の増税により景気回復が本格化した場合の収入の増加との綱引きがどれくらいのものになるのかが問題だろう。
 
   ・ 「不安」を「希望」に変える経済学
  
 
 景気後退に伴う価値の低下が富裕層に与えるダメージと増税による負荷との関係でも意見のすりあわせが必要だろう。
 
  
 
 
 イスラエルのガザ地区への軍の侵攻も米国の経済問題への影響が大きく生じる事項であるが、ネタニアフ政権の支持率低下を巻き返し来年1月の選挙への対応でリクードへの支持を集めたいという策謀もあり、米国の圧力が高まれば、経済支援等との引き換えに侵攻しないことも考えられる。
 



 

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