2014/08/23 05:09
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投資家はアジアや中南米に軸足を移しており新興国では今年、ウクライナやイラクでの混乱にもかかわらず 債券の発行 が前例のないペースで進んでおり、その勢いは衰えていない。 ブルームバーグがまとめたデータによれば、年初からこれまでの新興国での債券発行額は 8000億ドル(約82兆2600億円 前年同期比+12%) まで増えており、同期間としては過去最高となっている。 アジア太平洋地域での発行額は22%増加した。 一方、イラクで米軍がイスラム過激派に空爆を実施し、ウクライナ情勢をめぐってロシアに制裁が科される中、欧州の新興国や中東、アフリカでの債券発行額は2011年以降で最低となっている。 欧州や米国では金利が過去最低水準となっており、投資家はより高い利回りを求めて新興国の債券に目を向けている。 ロシアでは制裁の影響で年初来の債券発行額が 前年同期比-52% に減少した。 また中東でも戦闘の影響で発行が落ち込んだ。 ただ、中国では社債への需要も寄与し、発行額が37%増加した。 またアルゼンチンが13年間で2回目のデフォルト(債務不履行)に陥ったものの、中南米での発行額は11%増えた。 PR |
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