ニューヨーク連銀が保有する
商業用不動産ローン
を担保とした
証券(74億9000万ドル相当)
の入札をめぐり
バンク・オブ・アメリカ(BOA)
モルガン・スタンレー
が共同で応札することが入札の事情に詳しい複数関係者がメディアに対し明らかにした。
取引が一般に公開されていないとして匿名を条件に述べたもので、BOAとモルガン・スタンレーは24日
額面1ドルにつき約60セント
の仮見積 りを配布したという。
なお、入札対象となっている不動産証券は、AIG救済時に取得した資産の受け皿となる
メイデン・レーンⅢ
が保有する
MAX・CDO
でドイツ銀行が発行した
債務担保証券(CDO)2件
で構成されるものという。
ニューヨーク連銀はアメリカン・イン ターナショナル・グループ(AIG)を救済した際に同証券を取得した。
最終応札期限はニューヨーク時間26日午前9時という。
なお、NY連銀の10日の発表文ではブローカーディーラー8社に入札への参加を要請した。
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ひとこと
資金移動が続いている。
欧米の金融マーケットで企業間の権益網の再構築が起きている。
ここでは日系の金融機関の名前が出ないのに注目すべきだ。単に日本国内から資金を吸い上げても、うまみのある物件に参加すらせず、薄利の資金を提供する役割だけしか出来ていない事実がある。
情報が収集できず、欧米の金融機関に資金を提供してもボロを仕込まれた金融商品を買うだけの期間ばかりでは逆風が起きた場合には損害を膨らますだけでしかない。
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