2018/06/20 04:47
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中国電子商務研究中心は15日 「2017年度中国網絡零售市場数据監測報告」 を公表した。 報告では中国のネット通販市場は2012年に市場規模が1兆人民元の大台に乗せてから、14年には2兆人民元台、16年には5兆人民元台と拡大し、昨年は7兆1751億人民元を記録した。 今年の予測は9兆6863億人民元で10兆人民元に乗せても不思議ではない規模という。 ネット通販の利用は中国で日常化し、各社が用意する品揃えも豊富になった。 消費者の人気も高まり続けており、越境Eコマースや農村Eコマースも浸透した。 物流網やアフターサービス態勢なども完備され、利便性も大きく向上した。 ネット通販の利用人口は17年末時点で全国5億3300万人に及んでおり、前年末比で14.3%増えた。 市場のリーダーは、アリババグループの「天猫(Tmall)」でシェアは約50%。 続いて、JD.comの「京東」で約25%のシェアと、この2社が市場を圧倒している。 VIP.comが運営する「唯品会」もシェアを伸ばしているが、6%程度を獲得したところ。 先行する2社には遠く及ばない状況だが、一時はシェア60%をうかがっていた「天猫」が50%程度のシェアと低迷していきた。 2017年には、「亜馬遜(アマゾン)中国」が人員増強など体制強化によって巻き返しを図っていることが注目された。 なかでも美容関係に特化した「聚美優品」、ベビー用品専門サイト「蜜芽」などという専門サイトの成長も注目されている。 中国のネット通販では注文した商品が、3日と待たずに手に入ることが当たり前になって、より優れたショッピング体験が求められているようだ。 PR |
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