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2008/09/13 08:27
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S&L(貯蓄・貸付組合)最大手のワシントン・ミューチュアルは、最大190億ドル(約2兆円)の不良債権を抱えるという。 財務改善の一環として全米2300支店の一部を売却する可能性があることが明らかになった。 同社株は今週に入って34%急落している。 アラン・フィッシュマン最高経営責任者(CEO)は、支店削減を余儀なくされる可能性があり、同社の支店は1430億ドルの預金を抱える。 同社は4四半期連続で赤字計上の可能性があり、収益への打撃を懸念して買収を希望する企業も現れていない。 さらに、財務省の貯蓄機関監督局(OTS)は、同社にリスク管理とコンプライアンス(法令順守)の強化を求めている。 格付け会社のフィッチ・レーティングスは11日、資本増強の「融通性」が欠けているとして、同社の長期格付けを「BBB」から「BBB1」に引き下げた。 同社の住宅ローン関連損失は既に計63億ドルに上るが、今後2年半で最大190億ドルに達する可能性を表明した。 なお、同社は否定しているものの、今年2回目の増資が必要になる可能性が出ている。 支店と預金の大半を失った場合、同社の事業はクレジットカードや住宅ローンなどに限られることになり、現在の経済環境では収益性に疑問が残る。 PR |
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