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2007/12/22 19:45
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不動産担保融資を裏づけとして発行された資産担保証券(ABS、Asset-backed securities)の一種で1970年代に住宅ローン債権を証券化する手法として誕生したもの。 日本でABSの発行が認められたのは、1998年(SPC法施行)のことで、古くからある抵当証券とMBSを区別するために、MBSをモーゲージ担保証券と訳している。 モーゲージとは、不動産を購入するために行った借入金の返済を保証するために差し入れられた不動産の担保のこと。 MBSは、GNMA(政府抵当金庫)による政府の保証が付いていることや、投資家への情報開示の規定が整っている点などにおいて、日本の抵当証券と大きく異なっており、融資の返済スピードが期限前繰上償還により変化するためにデュレーションが決まっておらず、通常の債券と異なっている。 米国のジニー・メイ(連邦政府抵当金庫)、ファニー・メイ(連邦住宅抵当公庫)、フレディマック(連邦住宅金融抵当金庫)といった政府系機関の発行残高が大きなシェアを占めている。 政府による全額出資により設立され、完全な政府保証のあるジニーメイに対し、民間上場企業であるファニーメイ、フレディマックには明示された政府保証はないものの、住宅政策支援機関として優遇措置がとられていることが暗黙の政府保証とされ、これらの機関により発行される不動産担保証券は国債に次ぐ信用力を持っている。 PR |
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