メレディス・ホイットニー氏の29日付の顧客向けリポート
　　　オッペンハイマーのアナリスト

　金融保証会社（モノライン）の信用格付けが引き下げられれば

　　　　　　金融機関の評価損は最大700億ドル
　　　　　　　　　　　　　　　　（約７兆5100億円）

に拡大するとの見方を示した。

　マーケットリスク全体の 45％をシティグループ（米　大手銀行）とメリルリンチ（米　大手証券）、ＵＢＳ（スイス　大手銀行）が抱えていると指摘した。

　金融株にとってはモノライン各社の先行きが最も重要であり、評価損が拡大する見通しが明らかになるだろうが、そうなれば市場は一段と悪化に向かうと付け加えた。

　また、追加評価損のリスクのほぼ半分がシティグループとメリルリンチ、ＵＢＳに集中していることから、システム全体に及ぶ救済の必要はなく、

　　　　　　　　システミックリスク

は存在しないと述べた。
　　　

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