2012/12/19 07:39
|
バンキア (Bankia S.A.) 2010年12月にスペインの7つの貯蓄金庫が統合して設立された金融コングロマリット 金融貯蓄銀行(Banco Financiero y de Ahorros, S.A.) の銀行子会社のこと。 バンキアは1200万の顧客を持ちスペイン第4位の銀行となっている。 バンキアは3280億ユーロの総資産を持ち、4860億ユーロの総営業実績を誇るが2012年5月、スペイン政府は経営難に陥ったバンキアに支援融資を行い部分的に国有化した。 2012年5月25日にバンキアは190億ユーロの緊急援助を要請しておりスペイン史上最高額の救済要請であった。 2012年5月9日まで務めた前任者のロドリゴ・ラトが発表した3億2800万ユーロの利益は新会長のホセ・イグナシオ・ゴイリゴルサーリにより精査した結果 43億ユーロ(財政信用を考慮した29億8000万ユーロ)の損失 を報告している。 2010年に カハ・マドリード(Caja Madrid、マドリード貯蓄金庫) バンカハ(Bancaja、バレンシア・カステジョン・アリカンテ貯蓄金庫) が経営統合することによって金融貯蓄銀行が創設された。 カハ・マドリードを中心にして ・ラ・カハ・デ・カナリアス(La Caja de Canarias、カナリア諸島貯蓄金庫) ・カッシャ・ライエターナ(Caixa Laietana、ライエターナ貯蓄金庫) ・カハ・リオハ(Caja Rioja、ラ・リオハ貯蓄金庫) ・カハ・アビラ(Caja Ávila、アビラ貯蓄金庫) ・カハ・セゴビア(Caja Segovia、セゴビア貯蓄金庫) などの小規模貯蓄金庫が参加し経営統合が行われた。 この統合では3,400億ユーロの資金と金融再生整備基金(FROB)から44億6500万近くの支援を受けている。 2010年12月3日に金融貯蓄銀行が設立され、2011年1月1日から業務を開始した。 同年3月2日、スペイン国内の7貯蓄金庫の統合で誕生した同社の業務用の名称 バンキア(Bankia) を発表した。 7貯蓄金庫の統合は、2010年の7月3日に調印が行われた。 この統合はfusión fría(冷めた統合)といわれるSIPモデルとして実行された。 PR |
CATEGORY [ 今日の知識、情報 ]
|
忍者ブログ [PR] |