資産規模で欧州最大の銀行
　　　ドイツ銀行
の昨年10－12月（第４四半期）決算は、1400人余りの人員削減と訴訟費用向けの10億ユーロ（約1230億円）の引き当てが響き市場予想より大幅な赤字となった。
　
　決算資料によれば、純損益は21億7000万ユーロの赤字だった。
　なお、前年同期は１億4700万ユーロの黒字だった。
　
　投資銀行部門の税引き前損益は５億4800万ユーロの赤字だった。
　なお、予想は３億5900万ユーロの黒字だった。
　
　
　ドイツ銀のユルゲン・フィッチェン、アンシュー・ジェイン両共同最高経営者（ＣＥＯ）は、事業再編を進めるとともに、資本要件の厳格化に対応するために欧州の大手投資銀大手で最も低い資本水準の引き上げを図っている。
　
　欧州中央銀行（ＥＣＢ）の危機対応の恩恵でトレーディング収入は増えたが、人員削減と訴訟に絡む費用がこれを打ち消した。
　また、のれん代など無形資産で19億ユーロを償却した。
　　
　
　
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ひとこと
　リストラの経費は思いのほか掛かるものだ。
　単に首を切るようなリストラ企業は遅かれ早かれ企業に対する信頼度をなくし倒産するだけだろう。
　
　
　　　
　

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