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# シティバンク
2010/06/10 09:37
 シティバンク・オブ・ニューヨーク (City Bank of New York) がサミュエル・オスグッドが初代社長に就任し、200万ドルの資本金を元にニューヨーク州から免許を受けた1812年6 月16日に始まる。
 同年9 月14日に開店、ニューヨークの商業資本家らにサービスを提供し始めた。
 また、1865年、国法銀行制度の成立とともに商号を
     ナショナル・シティバンク・オブ・ニューヨーク
と変更、1895年までには米国で最大の銀行となった。
 
 1913年に連邦準備制度が発足すると、ニューヨーク連邦準備銀行の創設に関わった。
 翌年には米国系銀行として初となる海外支店をブエノスアイレスに開設した。
 1918年のインターナショナル・バンキング・コーポレーションの買収により、米銀として初めて総資産10億ドルを突破し、1929年には世界最大の商業銀行となった。
 
 その成長とともに、シティはまた金融サービスにおける先駆者ともなり、複利預金(1921年)、個人向け無担保ローン(1928年)、当座預金(1936年)、譲渡性預金(1961年)などを世界で初めて開発してきた。
 

 シティバンク・オブ・ニューヨークは1863年設立のファースト・ナショナル・バンク・オブ・ザ・シティ・オブ・ニューヨークが1955年に合併し
     ファーストナショナル・シティバンク・オブ・ニューヨーク
に変更、さらに創業150周年の1962年にはこれを短縮しファーストナショナル・シティバンクとなった。
 リースやクレジット業務にも進出し、後年マスターカードに発展するクレジットカード
     ファーストナショナル・シティ・チャージ・サービス
(一般に「エブリシング・カード」と呼ばれた)を1967年に提供し始めている。

 1970年代半ば、CEOのウォルター・リッスンのもと、ファーストナショナル・シティバンクと
   シティバンク、エヌ・エイ (Citibank, N.A.)
とし、持株会社のファーストナショナル・シティ・コーポレーションは
   シティコープ (Citicorp)
とそれぞれ商号を変更した。
 クレジットカード会社のダイナースクラブを1981年に買収、1984年にCEOに選出されたジョン・リードの下、シティバンクはその後14年間米国最大の銀行、世界最大のクレジットカード発行体となり、国際拠点網は90ヶ国に広がった。

   



シティバンクとメリルリンチ (講談社現代新書)
講談社
財部 誠一

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