シティグループ・インク
　　　　　 (Citigroup Inc.)
　シティコープとトラベラーズ・グループの合併により1998年に発足した、金融に関する事業を行う企業を傘下とする持株会社

　本社はアメリカ合衆国のニューヨーク州マンハッタン
　
　前身は1812年設立のシティバンク・オブ・ニューヨークまで遡り、 1890年代までには米国最大の銀行となった。
　商業銀行から近年では投資銀行化の色彩をより一層強め、米国や欧州でM&Aアドバイザリー業務等、投資銀行部門の各種リーグテーブルにおいて、ゴールドマン・サックス等他の大手投資銀行を抑えトップの座に度々顔を出すまで成長した。

　合併時のシティコープは100ヶ国近くで銀行業務を展開する多国籍企業、トラベラーズはクレジットカード、消費者金融、証券、保険などに跨がる金融サービスを提供する企業だった。　
　　シティコープとトラベラーズの合併は1998年に行われたが、スティーガル法（世界恐慌時に金融混乱を受けて制定された法律）の規制が残っており、この合併は非合法なものだった。
　ただ、2年間の猶予期間に保険部門を売却することを条件に銀・保合併を認めることができるという条項があったため1999年に法律を改正し、グラム＝リーチ＝ブリリー法の成立によりグラス＝スティーガル法を無効とさせる手法を取った。
　
　　　

　

　

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