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# ギリシャ政府 がユーロ圏離脱を決めても域内諸国への影響 は封じ込められる
2012/08/30 05:38
 12万社が加盟しているドイツ卸売・貿易業連合会(BGA)の
   アントン・ベルナー会長
は29日にベルリンでのインタビューで
   ギリシャ政府
がユーロ圏離脱を決めても
   域内諸国への影響
は封じ込められるためドイツには問題とならないとの見方を明らかにした。 
 
 米国が停滞した状況から抜け出しつつあり、これが世界経済に計り知れない勢いをもたらしていると発言した。
 ただ、中国は減速しつつあり、これは疑う余地はないが、東アジアは全体的に安定しており、成長し続けるだろうと続けた。
 
 ポルトガルやスペイン、イタリアなどへの波及は封じ込められるほか、ドイツにとっての
   いかなる損失
も欧州以外の市場での経済成長によって補われると説明した。
 
 ドイツ商工会議所(DIHK)は16日、輸出が今年の4%増から来年は6%増に回復するとの見通しを示した。
 なお、2010年は13.7%、昨年は8.2%増えていた。
  
 
 
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ひとこと
 世界経済への回復が進んでくれば見方を変えればギリシャの経済リスクは低下するとともに税収等も回復する基調となるだろう。
 ただ、ギリシャの経済回復を阻害する要因はこうした問題ではなく、イランとの貿易関係が大きなウエイトを占めているため、国際金融機関等が意識的に経済悪化を押し付けているようにも見える。
 
 また、地理的条件からいってもバルカン半島においては経済の要石的な側面があり、これ以上の不安定化は、コソボ紛争等と同様な社会的不安定化を引き起こしかねない。
 
  

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